◎ゴールドシップ 1人気(3.5倍)3着
…スタートが決まり、先行させようとしたが、引っかかり気味に。
一旦控えて、勝負どころでマクリに打ってでたが、捲りきれなかった。
不得意なスローの中、よく頑張っている。

三つ巴の混戦を制するのは…

ジャスタウェイ、ゴールドシップ、エピファネイア。

見事なまでに、人気が拮抗している。

どれを本命にするのか?

どれを軸にするか?

この選択いかんでは、天と地ほどの違いが生じることになる。

正解はこの3頭の中にいるはずだ。

私は悩みに悩みぬいた。

多くの競馬ファンも、私同様、頭を抱えているに違いない。

悩んだ挙げ句、たどり着いた私の結論は…。

エピファネイアの前走は、とてつもなくケタ外れな勝ち方だった。

逃げたワケでもなく、不良馬場でもない。

真っ向勝負。直線だけで、悠々と4馬身突き放して圧勝した。

しかも、道中は引っかかり気味であの強さ。

母がアメリカンオークスを圧勝したシーザリオという良血。

その血がついに覚醒したのであろうか。

先行して、あの走りをされたら、他馬はひとたまりもない。

ここはエピファネイア本命でいくべきか…。

ただ、ジャパンカップと今回の有馬記念では、大きく違う点が1つある。

それは騎手だ。

ジャパンカップはスミヨン騎手が手綱を握っていた。

スミヨン騎手が、ギリギリ引っかかるか、引っかからないかという、絶妙なバランスでエピファネイアを御していた。

しかし、今回は川田騎手に乗り替わりである。

しかも、外枠を引いた。

もしかしたら、制御できないかも。

そんな不安が、わずかに脳裏をよぎる。

うまくコントロールさえすれば、力でねじ伏せるのだろうが。

世界が認めるジャスタウェイの実力は、もはや疑いようがない。

天皇賞(秋)をド肝をぬく末脚で快勝。

さらに、ドバイでも6馬身の圧勝。

安田記念では、得意とは言えない不良馬場をしのぎきった。

凱旋門賞は、インを狙うも、前が開かず。

これは、おそらく距離を意識してのことだろう。

ただ、さすがにワールドクラスのレースともなると、馬場のいいインを開けるほど、お人好しな騎手はいない。

結果、消化不良のレースになってしまった。

ジャパンカップは良化途上で2着。

ここ数戦をみると、まったく非の打ち所がない。

あえて課題をあげるとすれば、距離とコースだろうか。

決して器用とは言えないタイプだけに、トリッキーな中山コースが合うとは言い難い。

また距離も中距離がベストだろう。

とは言え、こなせる範囲内だし、能力は適正を凌駕する。

地力で何とでもなるか…。

ジャスタウェイ本命でいこう。

一旦は、固まった結論。

しかし、もう1頭の芦毛の馬が、私に「待った」をかけた。

勝負の天秤が、ビミョウに芦毛馬の方に傾く。

今年ラストの夢は、この馬に託すことにした。

ゴールドシップ

…どれを本命にするか本当に迷った。

振り子のように私の心は振れた。

だが、最終的に決め手になったのは『地の利』を得ているかだった。

天の時は、地の利にしかず。

今回の人気上位3頭は、どれも歴史に名を残す名馬だろう。

いずれの能力も、サラブレッドの上限リミットに近い領域に到達していると思う。

だとすれば、最後にモノを言うのは適正の差ではないだろうか。

かつて有馬記念を2連覇したグラスワンダーは、宿敵スペシャルウィークに先着を許さなかった。

しかし、それはグラスワンダーの能力が勝っていたからではない。

適正の差が出たのだ。

宝塚記念と有馬記念。

この2つのリンクする特殊な舞台だったからこそ、スペシャルウィークを封じることができたのだ。

グラスワンダーと同様、典型的なグランプリホースと言えるのがこのゴールドシップだ。

中山、阪神内回りにおいて、ゴールドシップの右に出る者はいない。

それを痛感させられたのが、去年の有馬記念。

去年の有馬記念は3着だった。

3着と言っても、オルフェーヴルに8馬身ぶっちぎられたレース。

とくに強調できる要素はない…と思うのが普通だろう。

しかし、あの時、ゴールドシップの体調は最悪だった。

単勝オッズ1.2倍の断然人気を裏切って凡走した京都大賞典。

続くジャパンカップでは、まったく見せ場すら作れず。1ミリも伸びなかった。

体調は、底辺の底辺だった。

そんな最悪の状態でも、3着に巻き返したのだ。

いかにこの舞台と相性がいいか。

コース適性が高いか。

それを、まざまざと見せつけたのが去年の有馬記念の3着だったのだ。

凱旋門賞は14着に終わったが、これは度外視できる。

スローの瞬発力勝負(レースの上がり34.4秒)は、ゴールドシップにとって一番、苦手な流れ。

しかも、最後方から、大外ブン回し。

(仮柵をとって)馬場の内目が良かった分、余計に不利は大きかった。

↓4コーナーで上がっていくゴールドシップ
arima2014-1

↓直線は大外。シンガリに
arima2014-2

↓最後はチョロっとだけ伸びた
arima2014-3
………………

宝塚記念は3馬身の圧勝。

2走前の札幌記念は、軽量のハープスターに負けはしたが、後続には5馬身の差。

今は、一時の不調を完全に脱している。

今回、鞍上は岩田Jに変わる。

これはズブいゴールドシップにとって、確実にプラスになるはず。

ライバルは強いが、地の利を得たゴールドシップに今年の夢を託す。

■穴注目馬→メルマガ限定

…ここ2戦は振るわないが、3走前は確かに評価できる内容だった。

横綱相撲の模範のようなレース。

私の目が曇っていなければ、あれは絶対に評価できる内容だ。

このまま成績が尻つぼみになり、輝きが失せるとはどうしても思えない。

ここは、もう一度だけ追いかけてみたい。

飛び出したピッコロ大魔王

どうも、小倉の馬券師Tです。

早いもので、2014年も幕を閉じようとしています。

年末ということで、身の回りの物を整理。

すると、14年前の日記がみつかりました。

2001年の日記。

2001年、私は何をしていたのか?

相変わらず競馬の研究をしていました…。

少し覗いてみましょう。

●2001年5月9日(火):連闘データを8月分までとった。

…なにやら、連闘馬のデータをとっている模様。しかも手作業。

今ならTargetですぐに出せるデータを、何ヶ月もかけて収集している。

う~ん、すごい手間だ。

●2001年5月27日(水):ジャングルポケットがダービーを制覇!

…そう言えば、ジャングルポケットにずっと注目してたんだったけ。

レース後、テンションが上がって収拾がつかないジャングルポケット。

苦笑いの角田騎手が印象的だった。

●2001年6月6日(木):競馬ソフトを活用することを決意する。

…ここでようやくTargetを使いはじめたらしい。

決意する、という文面から、なかなか踏ん切りがつかなかったらしい。

私は、ノート重視の、超アナログ派だった。

●2001年7月7日(土):始めてPATで投票する。負けはしたが、クビ差が2回もあり、悪い内容ではなかった。

…これが、死のロードの入り口になるとは、知る由もない…。

あと、「死ぬ気で頑張る」とか「死ぬ覚悟で」とか、やたら死の言葉が目立つ。

よっぽど切羽詰まってたのか。

CDなんかも整理してみる。

昔の記憶が蘇ってくる。

B’Zの二枚組のCD。なつかしいなあ。

ふと箱から取り出してみると、B’ZのCDとは別に、ティッシュに包まれたCDが入っていた。

何重にもティッシュが巻かれて、底の方に沈めてある。

「なんだ、これ。記憶にないが」

私は、丁寧に巻かれたそのティッシュをほどき、中身を確認しようとする。

どんなCDが眠っているのだろうか。

どんな、なつかしい記憶が呼び起こされるのだろうか。

私の記憶の扉が開いた。

『メモリーズ 川島和津実』

エロDVDだった…。

思い出した! あの捨てられなかったヤツ。

私はこれまで何度かエロからの脱却を試みようとした。

こんなものを影でコソコソ見ていて、女性はどう思うだろうか。

男としてかっこいいと思うだろうか。

こんなんだから、モテないのではないだろうか。

私は、ありとあらゆるエロ関係、エッチ本、DVDなどを処分することにした。

もちろん、すんなり捨てられたワケではない。

正直、かなり躊躇した。

名残惜しかった。

私にとって、ひとつひとつが、かけがえのない宝物のようなもの..。

でも、オレは変わる。過去と決別するんだ、そんな思いが勝った。

捨てる、捨てるぞ。

「ええいっ!」

捨てた瞬間、身が引き裂かれる思いがした。

でも、これで心がスッキリと晴れ渡るはず。

数時間後。

私の心は、どんよりと灰色の雲に覆われていた。

ぜんぜん晴れ渡らない。

なんとなく後悔の念というか、モヤモヤした気分が残る。

私は、後になって思い出したように、ゴミ袋を開放し、1枚のDVDを取り出した。

例の川島和津実のDVDだ。

やはり、これだけはどうしても捨てられない…。

なぜ捨てられないかって?

それは、一言でいうなら、モノホンだから。

モノホンのかわいさだから。

AV女優というのは、たしかに美人が多い。

しかし、なにか、作られたニセモノという感じがする。

どこか玄人っぽいところがある。

でも、川島和津実は、そんなところが一切ない。

素で本物のかわいさを醸し出しているのである。

(たしか、彼氏の借金を返すために、AVに出演したとか)

ああ、なんてものを見つけてしまったんだ…。

魔封波で封じ込めたピッコロ大魔王の封印を解いてしまったような…。

一方で、インディージョーンズが宝箱を発見したような嬉しさもあり。

丁寧にティッシュで包まれたそのエロDVD。

なぜ、B’Zのアルバムに入れたのか、それは今だに謎である。

ありがとうございました。

(こんな私ですが、来年もよろしくお願いします。)

小倉の馬券師Tの公式メルマガ
(メルマガ限定馬 公開)