落ちないフォークは全力で叩くべし (京成杯2015)

私が『大穴の馬』を本命にすることは滅多にない。

大穴の馬は、例えるなら野茂や佐々木のフォークみたいなもの。

ストレートと同じ軌道ですすみ、打者の手元でストンと落ちる。

まずバットに当たらない。

かろうじて当てても、ゴロかポップフライが関の山。

だから、手を出さずに見送るのが、一番懸命な判断と言える。

ところが、ごく稀に、そのフォークが”すっぽ抜ける”ときがある。

すっぽ抜けのフォークは、実は、かなり打ちやすい。

落ちるところで落ちない。

しかも、球威はストレートほど無い。

これほど打ちやすい球はないのである。

今回の京成杯で狙うのは、(おそらく)超大穴だ。

とてつもなく人気がない。

これは、打者の手元で沈み込むフォークボールのようなもの。

通常なら手出しは無用。

せいぜい、ヒモ扱いが妥当なところだ。

ところが、もし、そのフォークボールが『すっぽ抜け』だったとしたら…

落ちるところで落ちない、ただの甘い球だったとしたら…

もし、そうなら絶対に見逃すべきではない。

全身全霊、ありったけの力を込めてフルスイングすべきである。

ブライトバローズ (7人気17着…思いっきりフォークボールだった。。)

…前走は500万条件で5着。

着差は0.7秒差。

G3のココでは、たしかに物足りない成績だ。

ところが、前走をよく観察してみると、これが悪くない。

一歩間違えば、突き抜けていたかも知れないほどなのだ。

4角でインを回ったブライトバローズは、直線でもインを狙う。

しかし、スペースが無い。

鞍上のベリー騎手が、ムリヤリ、間を割ろうとしたが、やはり狭い。

前の馬との間で、ギュウと挟み込まれる格好になった。

↓インを狙うが窮屈に
keisei2015-1
………………

このシーン。

言うなれば、もうムリな満員電車

駅員が「早く乗ってください」と促すが、明らかに厳しい。

「ど、どこに入ればいいんだ」と躊躇せざるを得ない。

「あと一人入れますから」

と、強引に背中を押す。

「ちょっと待って。タンマ。」と抵抗する私。

有無を言わさず、電車に押し込もうとする駅員。

電車の入り口で待ち構えるのは、油ギッシュなオッサンたち

このクソ暑い真夏にしっかりスーツを着込んでる。

しかも、今どきのクールビズではなく、がっちりネクタイ巻いたヤツ。

汗が滝のように流れてる。

その汗を必至にハンカチで拭っている。

「絶対ムリ」

私は体をクルリと反転させ、その場から脱出。

結局、電車に乗ることを諦めた。

(オッサンではなく、巨乳美女であれば、その胸の中に全力で飛び込んだはずだ)

そんな、満員電車の一幕を想起せるようなシーンだった。。

ただ、完全に塞がっていたワケではなく、ギリギリ1頭分のスペースは残っていた。

根性のすわった馬ならば、ここで、こじ開けることもできただろう。

しかし、私のように、繊細で臆病な馬は、それが出来ない。

結果、消化不良のレースになってしまった。

デビュー戦(3着)では、いきなり上がり33.4秒をマーク

ゴムまりのようにバチンと弾けた。

2走前は一転して、厳しい流れを早め先頭で押し切った。

単勝オッズは1.5倍だった。

もし、前走で不利がなく、仮に突き抜けていたら、どうだっただろうか?

ここでも、人気上位に推されていたのではないだろうか。

市場取引価格5460万

とくに良血でもないのに、この値段。

見どころがある馬だからこそ、このような高値がついたはず。

全3走で、すべて1番人気に推されている事実。

さらに所属は名門、堀厩舎。

(バローズの馬主(猪熊氏)が、堀厩舎に預けるのは珍しい)

(通常は、ダコールなどがいる中竹厩舎、メイショウナルトなどの武田厩舎)

素質の高さがプンプンと臭う馬なのである。

このブライトバローズは、ストンと落ちるフォークボールか。

それとも、すっぽ抜けのフォークボールか。

今回は、すっぽ抜けの方に賭けてみたい。

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…遠目からでも分かる好馬体。

そして、遠目からでも分かる頭の高さ。

頭の高い馬と言えば、マツリダゴッホを連想する方も多いだろう。

頭が高いと、どうしてもストライドが伸びない。

突っ張ったような走り方になる。

(末脚を長く持続することが難しくなる)

(シャドーロールをつけて矯正させようとする厩舎も多い)

ただ、上半身には力が入りやすいので…

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格の違いを見せつけるか (日経新春杯2015)

サトノノブレス (1人気11着)

…まず、前走の有馬記念大敗について。

これは、まったく気にする必要なし。

前走は、後方待機のまま、見せ場なく11着に沈んだ…。

たしかに、レース映像だけをみると、ダラしなく見える。

鋭さをまったく感じない。

しかし、もともと、溜めて切れるタイプではない。

先行して粘り込むタイプなのだ。

それが、ブービーから、大外回って上がり33.6秒。

ジャスタウェイに次ぐ、No.2の末脚をマーク。

しかも、空前のスローペース。

内を通った馬が上位を独占する展開。

これらを考えれば、むしろよく健闘したと言える。

↓4角で大外を回るサトノノブレス
nikkei2015-1
………………

去年の同レースでは、ハナを切る形で押し切った。

当然、今回は積極策。

追い込み→先行の期待値が高い形。

一応、レースの格はG2となっているが…。

メンバーを見渡せば、休み明けの馬や、準オープン勝ちの馬が人気の一角を占めている。

実質、G3にも満たないレベル。

ここでは一枚も二枚も力が抜けている。

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…この馬の武器は、コーナーでの機動力と一瞬の脚。

だから、持続力の求められる、この京都外回りは得意とは言い難い。

ベストは内回りコースや、小回りコースだろう。

それでも注目馬に抜擢したのは…

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海外の馬券が購入可能に

どうも、小倉の馬券師Tです。

凱旋門賞の馬券、買えまっせ。

日本の競争馬が出走する海外レースで、馬券が買えるようになるそうです。

(近日中には、法律が通るそう)

ようやくか、って感じですよね。

オッズはJRAが独自につけるとか。

これは、海外のブックメーカーみたいな感じなのかな。

たしかに…

もし、普通に投票率に応じて販売したら、エラいことになりそうな気がする。

日本馬ばかりがダントツに売れて、妙味が全然無いってこともあり得る。

たとえば、去年の凱旋門賞だったら、

ジャスタウェイ…2.5倍(実際は8倍)

ハープスター…2.8倍(9倍)

ゴールドシップ…3.9倍(13倍)

みたいな感じになっても、おかしくない。

投票が、日本馬に一極集中。

やっぱり、日本人だったら、日本馬を応援したくなるからね。

でもこれじゃ、あまりにも偏りがひどい。

まあ、なかには

「オレは過小評価されている外国馬を買うぜ。逆張りだ」

とか言って、しこたま外国馬ばかり買う人もいるかもしれませんが…。

でもですよ。

最後の直線。

仮に、日本馬が、よく健闘して伸びてきたとしますよね。

みんなが、「いけー、頑張れー、」って応援してるところで、

「あとちょっとだ! 頑張れ、頑張れ」って温かな声援を送ってるところで、

「日本馬くんなー、くんなー!」

って、ひとりだけ、外国馬に声援を送るのって、なんかビミョウじゃないですか?

日本馬が勝って、皆が祝福してるところで、

関係者なんか、もう涙ながらに、「よくやった」と日本馬の健闘をたたえているところで、


「クッソーーーーーー金返せ!!」

って、ボヤいてる自分って、なんだか悲し過ぎやしませんかね?

まあ、アリと言えばアリなんですが…。

あと、法律を通すなら、税金の問題もちゃんとして欲しいですね。

そっちの方が先決です。

さっさと、「税金は取らない」って決めちゃえばいいんです。

国税局に怯えながら馬券買うとか意味が分かりません。

まずは、安心して馬券を買えるようにすることが先決だと思います。

ありがとうございました。

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