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小倉の馬券師Tの黙示録 vol.1 『地獄の始まり』

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↓読み進めていくと、『シークレット◎』の詳細があります。

自称”馬券師”のクズ人間…

 
 
どうも、小倉の馬券師Tです。

 
あなたの周りに『クズ人間』はいますか?

かつての私はそうでした。

 
正直言って、

私は『クズ』や『ゴミ』と呼ばれても仕方のない人間です。

 
 
食品工場、牛乳屋の営業、すし屋、うどん屋、ゲームセンター、清掃会社、…etc。

これまで、数えきれないぐらい職場を点々としていました。

 
デザインの専門学校を卒業したものの、就職活動に失敗。

 
その後は、まったく関連のない職を綱渡りのように渡ってきました。

 
人付き合いが苦手で、職場になじめず、いつも孤立気味。

昼食のときは、社員食堂の隅で隠れるように食べていました。

 
さらに、生まれつきの虚弱体質で、キツい仕事には耐えられませんでした。

どの会社も長続きしませんでした。

 
 
社会人として最低だと思うのですが、辞めるとき、

「お世話になりました」

という置き手紙ひとつで、去っていったこともあります。

 
とにかく、私は典型的な『落ちこぼれ』、『社会の負け犬』でした。

 
 
私は考えました。

 
「そうだ。

競馬でメシを食おう。

頑張って研究すれば、勝てるようになるはず」

 
仕事に行き詰まっていた私は、競馬に一筋の光明を見いだそうとしていました。

 
実は、そのとき、たまたま競馬の調子がよかったのです。

馬券が当たりに当たっていました。

そんな状況だったので、私は強気でした。

 
「もっと腰を据えて研究すれば、競馬でメシが食えるようになる」

本気で、そう思っていました。

 
もちろん、その好調はただの”運”。

瞬間風速 的な好調だった訳ですが…。

 
私は、就職することを諦め、競馬で生計をたてる決心をしました。

とりあえずのバイトで食いつなぎ、『馬券師』を目指す覚悟を決めたのです。

 
未来は明るい、

と信じていました…。

 
 

やはり現実は甘くなかった

 
 
各レースの勝因、敗因を分析。

膨大なデータを収集。

手当たり次第、馬券本を熟読。

 
勝つための、ありとあらゆる努力を重ねました。

 
バイトと、生活に必要な最低限の時間を除けば、すべて競馬の研究に当てていました。

時が経つのも忘れるくらい、研究に没頭しました。

 
けれども、その努力が報われることはありませんでした。

 
いや、むしろ努力すればするほど、底なしの泥沼地獄にハマるようでした。

 
 
「オレは頑張ってる。来年は勝てる。」

そんなことを言いながら、結局は勝つことはできず。

 
またその次の年になっても、

「来年こそは…」

と、同じことを繰り返す日々。

 
ただ時間だけが、無情に過ぎ去っていきました。

 
↓私の競馬研究ノート
note2
………………

 
 
そんな感じで、どんどんと月日は過ぎ去り…。

気がつけば、私はあっという間に年を取っていました。

 
昔からの友人たちは、会社で出世したり、独立したりしていました。

中には結婚し、幸せな家庭を築いた人もいます。

 
その一方で、私は半分プータローのような状況で、競馬の研究を続けている。

しかも、いっこうに勝てる気配すらない…。

 
そんな、うだつの上がらない私に対し、友人たちは愛想をつかし始めました。

 
いくら、「オレは努力している」と、言ったところで…

端から見ればただ競馬で遊んでいるだけ。

単なるギャンブル中毒者でしかない。

 
一人、また一人。

友人たちは、私から離れていきました。

 
いつしか、私は一人ぼっちになりました。

 
 
「オレは何をしているんだろうか…」

「この先、どうなってしまうんだろうか…」

 
孤独、不安、焦り…。

言いようの無い感情が、私の心を支配するようになりました。

 
 

憧れの彼女を目撃…

 
 
ある時、私は気分転換にショッピングモールへ行きました。

 
すると、学生時代に好きだった女性に出くわしました。

スラリとした長身で、ショートカットがよく似合う憧れの女性です。

 
彼女はすでに結婚しているようで、乳母車(うばぐるま)に赤ちゃんを乗せて、買い物をしていました。

その顔は、幸せに満ち満ちていました。

 
 
「やあ、久しぶり、元気だった?」

普通なら、このように一言かけると思います。

 
けれども、私はできませんでした。

 
声をかけるどころか、私はあわてて壁の影に隠れていました。

今のみじめな自分の姿を、その女性にだけは見られたくない。

 
私は壁の隅から、彼女の背中を見送りながら、

「どうか、幸せに…」

と願うことしかできなかったのです。。

 
私は、自分が情けなくて仕方ありませんでした。

情けなさと、くやしさで涙が溢れました。

 
 

死の予感

 
 
堂々と、自分の人生を歩いている友人たち。

それをよそに、ただ、ぶざまなだけの自分。

 
ろくに定職にもつかず、半分死にかけで、生き恥をさらしている自分。

変えたくても変えられない現実。

 
「いっそのこと…、もう、死のう」

いつからか、ふと、そんな考えが脳裏をよぎるようになりました。

 
悩みも、劣等感も何もない

『無の世界』に帰れば、どれだけ楽だろうか。

このまま安らかに、永遠の眠りにつけたら_。

 
でも、結局、怖くて何もできませんでした。

 
 
体調が悪化し、もうろうとする意識の中、それでも私は、競馬研究を続けました。

それ以外、私には道がなかったのです。

 
引き返す事のできない一本道。

その道は、暗く険しく、もしかすると、終着点は無いのかも知れない。

 
それでも、私は、その道を進むしかありませんでした。

 
今さら、もう後戻りはできない。

自分の中の残されている、わずかなエネルギー。

そのすべてを、競馬研究に注ぎました。

 
これは私の最後に意地だったのかもしれません…。

 
 

奇跡的な発見

 
 
ふと、気がつけば、桜のつぼみがほころんでいる。

 
セミの鳴き声が聞こえ…木々の葉が赤く染まり…

白い雪がちらつき。。

 
もう、どれくらいの月日が経ったのか。

 
私は無限の深淵の中で、ただひたすら孤独に競馬と向き合っていました。

 
競馬で勝つことだけが、私の生きる唯一の目的となっていました。

 
 
しかし、相変わらず勝てない時期が続き…

ふと、鏡をみると髪に白いものが混ざっている。

目も窪んで疲れ顔に…。

私は確実に年を取っている。

 
何の結果を残すことができないまま…。

 
 
「こんな状態が、永遠に続くのか…」

 
そんなことを考えていたある年。

転機が訪れます。

 
それは、偶然、”ある強力なパターン”に気づいたことがキッカケでした。

そのパターンこそ、私を地獄の底から救い上げてくれクモの糸だったのです。

 
⇒第2章 起死回生の『あるパターン』とは!?

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