*最終結論はシークレット◎会員限定で公開します。
■2つの敗因
ビッグアーサー
(父サクラバクシンオー 母父キングマンボ)
…まさかの5着。
これまで一度も
3着内を外したことがなかった同馬が
前走でついに馬券圏内を踏み外した。
敗因は一体、何だったのだろうか?
↓前走まではパーフェクト馬券圏内
敗因は2つある。
1つは
(巷で語られているように)
『外枠』。
前走の京都芝は
内を通ったローレルベローチェ、
ダンスディレクターが
ワンツーフィニッシュと
インが有利な馬場。
おまけに緩いペースで
前残り。
後方から外を回った
同馬にとっては極めて不利な
シチュエーションだった。
↓内が有利な馬場を外から
(ただ、これまでの実績からすれば、
そんな不利な状況をも
跳ね返し、地力で
3着内は確保したはず)
敗因は他にもう一つある。
それは何なのか?
『中間一頓挫』
前走は調教で
順調さを欠いていた。
中間で調教を休んだ期間があったのだ。
下記は(前走時の)
調教時計の日付の推移だが…
1/2→ 1/3→ 1/4→ 1/5→
1/6→ 1/8→ 『1/15』→ 1/16→
ご覧のように
1/8→1/15日の間に
約1週間、時計を出していない
期間が存在している。
(それまでは翌日か1日おきに
時計を出していた)
つまり、前走は万全の仕上げではなかったのだ。
それを証明するように
前走のパドックでは
明らかに腹回りに余裕があった。
↓前走は若干太め残り
馬体重の字面だけを見れば
+2キロ。
しかし、
中身は全然できていなかった訳だ。
今回は、至って順調。
1週前追い切りでは
自己ベストの栗坂路49秒台で
みっちり叩き上げ、
本追い切りでも速い時計を叩き出した。
本番に向けて
究極の仕上げと呼べるほど
万全の仕上がりを見せている。
当然、有力な1頭だ。
■穴:パワーとスタミナを兼備
(クリックしてランキングの説明文から高松宮記念2016 bをご確認ください)
…これまで
(気性的な問題で)
先行できなければ
凡走していた馬。
先行必須だが、
テンに速さはないので
走れるのは
スローのときに限られたいた。
(スローでないと置かれてしまう)
それが、2走前から
差す競馬が板についてきて
適距離に戻った前走が
スカッと快勝。
確かに展開は向いたのだが、
差す競馬を身につけ、
ハイペースでも走れたのは
意義深い。
一皮剥けたと言っていいだろう。
鋭い決め手があるし、
パワーとスタミナも
兼備している馬。
タフな中京千二の
ハイペースはぴったりに思える。
★激走:追い切りランキング3
馬券師の書にて極秘に公開します。
(先週 フラワーC 1位エンジェルフェイス 2.9倍1着
弥生賞 1位マカヒキ 2.6倍1着
フェブラリー 1位モーニン 5.1倍1着)
■影を落とす放牧の影響
アルビアーノ
(父ハーランズホリデー 母父アンブライドルド)
…◎候補筆頭だったのだが…。
2走前のマイルCSは
モーリス、フィエロ、
イスラボニータ、サトノアラジン
という古馬一線級相手に健闘。
かなりの強豪相手に
3歳の身で0.3秒差、
堂々5着に踏ん張ったのは立派だった。
前走のオーシャンSは
出遅れ→
直線で詰まって急ブレーキ→
最後はほとんど追わずに
上がり最速で5着。
まともなら勝っていたかも
しれないほどの好内容だった。
↓前走は直線で不利
3走前はG2勝ち。
一連の内容は高く評価できるし、
短距離適性も窺える。
だが、寝耳に水の残念な情報が…。
中2週にもかかわらず
中間は短期放牧に出していたという話。
普通、中2週という
詰まったローテで
短期放牧には出さない。
不可解に思っていたのだが、
どうやら、
前走で急ブレーキをかけた際に
爪と筋肉を痛めたらしいのだ。
ハ行(歩様の異常)になり、
放牧先で治療したという。
放牧先でも調教を積んでおり
陣営は問題ないと言っているが…
筋肉を痛めたのは事実だし、
治療の間は運動等も
自重していたはず。
万全な態勢かと問われると
首を横に振らざるを得ない。
ヒモ扱いが無難か。
ローレルベローチェ
(父サクラバクシンオー 母父キングヘイロー)
…ダート路線から芝に転向し
現在、4連続連対中。
ただ、近走はポンッと
好スタートを切って
2番手以下の馬に
かいわいがってもらっていた。
前走にしても
引き離した逃げで
前半33.7秒なら実質スロー。
おまけにインが有利な馬場の
援護射撃アリと、
恵まれた部分が大きかった。
今回はタフな中京で
ハイペース必至なメンバー。
これまでのようにうまくいくかどうか…。
ハクサンムーン
(父アドマイヤムーン 母父サクラバクシンオー)
…ムラ馬だが、
過去この高松宮記念は
3着、5着、2着。
(5着は出遅れて後方からの
レースを余儀なくされたもの)
オーシャンSを叩いて
本番というのは
例年通りのパターンで
今年も警戒が必要。
レッツゴードンキ
(父キングカメハメハ 母父マーベラスサンデー)
…初の短距離だった
前走でもスンナリ流れに乗れていた。
内容的にはソコソコだが、
それでも着差は0.2。
もともとは差す競馬が
出来ていた訳だし、
折り合いつく短距離なら
後方から脚を溜める競馬をしてみても
面白いかも知れない。
スノードラゴン
(父アドマイヤコジーン 母父タヤスツヨシ)
…血統をみても戦歴をみても
いかにも時計のかかる馬場に
適性があるタイプ。
実績が示すように
通用する実力もある。
問題は、前走が
1年3ヶ月ぶりの
実践で(3着)反動があるかどうかだが…
前走は1ヶ月半以上かけて
ジックリと乗り込まれていた。
反動の心配は少ない。
ウリウリ
(父ディープインパクト 母父フレンチデピュティ)
…前走は57キロの斤量を背負い
道悪で馬場の悪かったインを
通ったのがこたえた格好。
(同じ日にインを通って
5着だったソルヴェイグは
次走フィリーズRを制している)
過去に中京のCBC賞
(しかも重馬場というタフな
条件)を制しており、
あなどれない1頭。