三浦が打った布石

注目馬 アロマティコ 9人気(21.5倍)8着
→イン突いて伸びたがスローの展開が響く。前も詰まる。

…”予行練習”だったのではないか、と思う。

ここ3戦は、直線でインを突く競馬。

前走のオールカマーは17番枠からの発走だったが、脇目も振らずにインを目指した。

直線は馬群の中から、間を割って伸びて5着(0.1差)。

↓前走オールカマー(5着)
erijo2014aroma1

↓2走前クイーンC(2着)もインを突く
erijo2014aroma2

………………

去年のエリザベス女王杯は外を回って3着。

「今年は、インを突いて勝ちに行く」

その決意でもって、鞍上の三浦皇成はインにこだわり続けたのではないかと思う。

ご存知のように、京都外回りは、内回りとの切れ目で馬群がバラける。

だから、インを突きやすい。

10戦前になるが、このアロマティコは準オープンを『馬なり』で勝っている。

能力が高いことは疑いようがない。

惜しむらくは、大外枠を引き当ててしまったことだが…。

(仮に内枠なら◎だった)

どうせ、スタートは悪い。

前走同様、すぐにインに入れられればチャンスはある。

注目馬 ラキシス 3人気(6.8倍)1着

…京都コースは、1着→2着→4着(0.3秒差)。

かなり得意にしている。

また、馬体を観ても、手脚が長く、き甲から肩にかけての部分がたくましい。

トーセンラーなど、京都巧者に共通する馬体の作りだ。

成長した今回は、昨年以上の結果も。

注目馬 ディアデラマドレ 6人気(11.7倍)3着

…大とびで力強い走法。

重戦車ドスンと言った感じで、いい脚を長く使える。

当然、この京都外回りは合う。

京都10R 修学院S

タガノエトワール 1人気(3.0倍)4着

…あともう1頭回避してくれれば、エリザベス女王杯に出走できたのだが…。

もし出走していれば、◎の予定だった馬。

準オープンなら断然とみる。

秋華賞では、大外を回りながらバツグンの手応えで進出していた。

一番強い内容だったのは、この馬だったと思う。

かなり興味深い

どうも、小倉の馬券師Tです。

今、一心不乱に読みふけっている本があります。

『覚えておきた日本の牝系100(平井貴昭 著)』

血統の馬券本です。

勉強のため読んでいるのですが、なかなか興味深いです。

たとえば、今週のエリザベス女王杯に出走するホエールキャプチャ

その”ひい婆ちゃん”タレンティドガールは、’87年のエリザベス女王杯を制した名牝です。

桜花賞、オークスの2冠も制しています。

そのタレンティドガールの兄貴はニッポーテイオー

マイルCSや安田記念を勝った名マイラーでした。

また、同じく今週のエリザベスに出走するサングレアル

姉ちゃんは女傑ブエナビスタですが、’09年の同レースは3着。

例のクィーンスプマンテ、テイエムプリキュアの2頭が後続を大きく突き放し、そのまま、行った行ったの決着となってしまったあの時の3着馬です。

ブエナビスタは32.9秒の鬼脚で突っ込むも、時すでに遅し。

多くの人にとって悪夢のようなレースでした。

このような血統の本は、最初は取っつきにくいかも知れません。

血統に、なじみの無い方は、しばらくするとクラっとくる恐れがあります。

(私も最初の頃は、クラッと立ちくらみがしました)

人間はみたことの無い単語があると、すぐに理解できないものです。

そのような方は、まず、”なじませる”事が大切です。

最初は、『ななめ読み』で全体をサーと読んでしまいます。

意味を理解する必要はありません。

覚える必要もありません。

ただ、なじませるのが目的です。

1度ななめ読みすると、今まで見たことのない単語が、見たことのある単語に変わります。

●見たことない→○見たことがある

つまり、脳に、なじむのです。

もちろん、なじんでも、すぐに忘れてしまいます。

しかし、なじませた後で、ジックリと読むと、すんなりと頭に入っていきます。

まるで、スポンジが水を吸収するかのように。

ぜひ、試してみてください。

ありがとうございました。