注目馬 アロマティコ 9人気(21.5倍)8着
→イン突いて伸びたがスローの展開が響く。前も詰まる。
…”予行練習”だったのではないか、と思う。
ここ3戦は、直線でインを突く競馬。
前走のオールカマーは17番枠からの発走だったが、脇目も振らずにインを目指した。
直線は馬群の中から、間を割って伸びて5着(0.1差)。
………………
去年のエリザベス女王杯は外を回って3着。
「今年は、インを突いて勝ちに行く」
その決意でもって、鞍上の三浦皇成はインにこだわり続けたのではないかと思う。
ご存知のように、京都外回りは、内回りとの切れ目で馬群がバラける。
だから、インを突きやすい。
10戦前になるが、このアロマティコは準オープンを『馬なり』で勝っている。
能力が高いことは疑いようがない。
惜しむらくは、大外枠を引き当ててしまったことだが…。
(仮に内枠なら◎だった)
どうせ、スタートは悪い。
前走同様、すぐにインに入れられればチャンスはある。
注目馬 ラキシス 3人気(6.8倍)1着
…京都コースは、1着→2着→4着(0.3秒差)。
かなり得意にしている。
また、馬体を観ても、手脚が長く、き甲から肩にかけての部分がたくましい。
トーセンラーなど、京都巧者に共通する馬体の作りだ。
成長した今回は、昨年以上の結果も。
注目馬 ディアデラマドレ 6人気(11.7倍)3着
…大とびで力強い走法。
重戦車ドスンと言った感じで、いい脚を長く使える。
当然、この京都外回りは合う。
京都10R 修学院S
◎タガノエトワール 1人気(3.0倍)4着
…あともう1頭回避してくれれば、エリザベス女王杯に出走できたのだが…。
もし出走していれば、◎の予定だった馬。
準オープンなら断然とみる。
秋華賞では、大外を回りながらバツグンの手応えで進出していた。
一番強い内容だったのは、この馬だったと思う。
どうも、小倉の馬券師Tです。
今、一心不乱に読みふけっている本があります。
『覚えておきた日本の牝系100(平井貴昭 著)』。
血統の馬券本です。
勉強のため読んでいるのですが、なかなか興味深いです。
たとえば、今週のエリザベス女王杯に出走するホエールキャプチャ。
その”ひい婆ちゃん”タレンティドガールは、’87年のエリザベス女王杯を制した名牝です。
桜花賞、オークスの2冠も制しています。
そのタレンティドガールの兄貴はニッポーテイオー。
マイルCSや安田記念を勝った名マイラーでした。
また、同じく今週のエリザベスに出走するサングレアル。
姉ちゃんは女傑ブエナビスタですが、’09年の同レースは3着。
例のクィーンスプマンテ、テイエムプリキュアの2頭が後続を大きく突き放し、そのまま、行った行ったの決着となってしまったあの時の3着馬です。
ブエナビスタは32.9秒の鬼脚で突っ込むも、時すでに遅し。
多くの人にとって悪夢のようなレースでした。
このような血統の本は、最初は取っつきにくいかも知れません。
血統に、なじみの無い方は、しばらくするとクラっとくる恐れがあります。
(私も最初の頃は、クラッと立ちくらみがしました)
人間はみたことの無い単語があると、すぐに理解できないものです。
そのような方は、まず、”なじませる”事が大切です。
最初は、『ななめ読み』で全体をサーと読んでしまいます。
意味を理解する必要はありません。
覚える必要もありません。
ただ、なじませるのが目的です。
1度ななめ読みすると、今まで見たことのない単語が、見たことのある単語に変わります。
●見たことない→○見たことがある
つまり、脳に、なじむのです。
もちろん、なじんでも、すぐに忘れてしまいます。
しかし、なじませた後で、ジックリと読むと、すんなりと頭に入っていきます。
まるで、スポンジが水を吸収するかのように。
ぜひ、試してみてください。
ありがとうございました。