◎グァンチャーレ 2人気(5.0倍)1着

200万の安馬を本命にした理由

「つまらなさそうなレースこそ、

いつもの2倍、時間をかけて検討するんやぞ」

私の師匠、馬券師Xが、目を細めて言っていた。

今回のシンザン記念。

少頭数の上、メンバーも脆弱。

前走で好走した馬が、たった3頭しかいない。

『過去最低レベル』と思えるほどのお寒いメンバーがガン首をそろえた。

こんなメンツだと、つい予想の方も手を抜いてしまいがちである。

「実績馬から適当に流しとけばいっか」みたいな空気が漂う。

しかし、油断を禁物である。

ジックリジックリ検討すれば、オイシい穴馬がみつかるときもあるからだ。

グァンチャーレ

…市場価格、たったの210万円。

1億や2億の馬もザラにいるこのご時世だ。

それが、210万という超低価格である。

いかに評価されていない馬だったか…。

森調教師の著書に、こんなことが書かれていた。

•1千万ぐらいの値段しかつかなかった馬がオープンクラスまでいく確率はかなり低い。


•ビジネスとして成立するのは、売買価格5千万くらいが分岐点だと考えている。

(森秀行 『最強の競馬論』より)

分岐点は5千万…。

このグァンチャーレは210万。

大きすぎる隔たりがある。。

言い方は悪いが、他の馬と比べれば、カスみたいな値段である。

カツラギエースでさえ710万円。

メイショウサムソンでも700万円。

低評価を覆して、名馬になった馬と言われる馬でも、これぐらいの値段はついたのだ。

当時の評価が、いかに最低ランクだったかが分かる。

だからこそ悩んだ。

ブログの更新も遅れた。

はたして、200万円チョイの馬に重賞を勝てるだけの底力があるのか? と。

結果的にこの馬に◎を打ったワケだが…。

これには2つの理由がある。

1つは武豊だ。

武豊Jが、このグァンチャーレに騎乗することを熱望した。

武豊は、ああ見えて結構したたかな男だ。

走ると目星をつけた馬に、自ら手をあげて、お手馬にする。

とくにクラシック候補の馬はそう。

そんな武豊のお眼鏡にかなった馬だ。

勝負になると踏んだからこそ選んだのだろう。

調教にも乗った。

少なくとも、駄馬である確率は低い。

もう1つが、レース内容だ。

まず、前走の東スポ杯。

前が詰まって、ほとんど追えなかったにも関わらず0.3秒差。

(まあ、そんな馬は案外多くいるわけで。

それ自体が、凄く評価できるワケではないのだが。)

特筆すべきは、11.0秒という、ラップが速くなった地点(残り400m)だ。

この地点でも、前に離されることなく、馬なりで進んでいけた。

駄馬なら、ここで置かれている。

また、途中でブレーキをかけるシーンがあったのも見逃せない。

脚は確実に残っていた。

↓直線でブレーキをかけるグァンチャーレ
shinzan2015-3
………………

2走前の萩Sは、本来の形ではない逃げの戦法。

直線で並びかけられると、しぶとく抵抗した。

しかし、残り200mからジワジワと失速。

あのレースぶりをみる限り、千八は若干、距離が長いように感じる。

もう1ハロン短かければ…。

おそらく、もっと粘り込めていただろう。

(今回は、1ハロン短い千六である)

3走前のいちょうSはまともに出遅れ。

3馬身以上のロス。

これを挽回するのに、脚を使ったはずだが、ラストは大外からよく伸びた。

このように、一連のレース内容はどれも見所タップリだった。

5走中4走、出遅れというゲートの問題。

血統というネック。

課題はあるが、馬自体を冷静にジャッジすれば、◎を打つ価値は十分ある。

*シンザン記念の穴注目馬はメルマガ限定

(3頭推奨予定)

藤沢厩舎のエース級 (フェアリーS)

カービングパス 1人気(4.0倍)8着 スムーズさ欠いて…。

…兄は去年、非業の死をとげたコディーノ

セン痛の手術後、容態が悪化。

やむなく安楽死の処分がとられた。

個人的には、(マイルで)G1の一つや二つ獲れると思っていたので残念だった。

管理する藤沢調教師は、余計にその想いは強かっただろう。

カービングパスは藤沢調教師ゆかりの血統と言っていい。

母のハッピーパスは藤沢厩舎で重賞勝ち。

そのハッピーパスの姉シンコウラヴリイも藤沢厩舎でG1(マイルCS)を勝った。

シンコウラヴリイの一族、ロードクロノス、トレジャーも藤沢厩舎に所属。

そんなカービングパスの印象を一言で言うと、『瞬発力がすげぇ』

デビュー戦、直線でみせた末脚は、まさに一級品の切れ味だった。

前走にしても、内にモタれた分の負けだった。

真っすぐに走ってさえいれば、あっさり差しきる勢いがあった。

↓前走、赤松賞(3着)の直線前半
fairy2015-1

↓一瞬、鋭く伸びる
fairy2015-2
………………

柔軟性とバネがあって、高い素質を感じる馬。

まだ強い調教ができないのが弱点だが、能力は間違いない。

馬券燃ゆ

どうも、小倉の馬券師Tです。

さっそく観てます。

NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』。第1話。

吉田松陰…ではなく、彼のが主人公という、一風変わった設定ですが。

明治維新の原動力となった、吉田松陰を支えた主人公、文(ふみ)。

あの久坂玄瑞(くさかげんずい)の妻だった人なんですね。

いやあ、感動しました。

井上真央チャンの可愛さに。。

…と思ったら、どうもおかしい。

「あれ、なんか若くね?」と。

主人公は井上真央と書いてあったが。

芸能人にはあまりくわしくなく。。

井上真央チャンと思っていた女性は、真央ちゃんではありませんでした。

なんと、真央ちゃんそっくりの子役でした!

なんという勘違い。

でも、その子役が、正直、少しかわいいと思ってしまった…。

どんだけロリコンやねん!って感じですが…。

浅田真央にしろ、井上真央にしろ、なぜか真央という名前には、好感を持ててしまうのが不思議です。

なぜだろう?

もし、

私が、真央という名前の女性(美人)に少しでも親切にされたら…。

ニコッと微笑まれでもしたら。

おそらく、

「オレは硬派だ。競馬一筋だ。女なんかに興味はねぇ!」

という偽りの仮面をあっさり脱ぎ捨て、一撃で恋に落ちてしまうと思います。

ゴム鉄砲で、コロッと倒れる景品みたいに。

(真央という名前じゃなくても、落ちるかもしれません…)

2回目以降は、井上真央チャンが出ると思う。

楽しみである。

と、これで終わったらただのロリコン馬券師です。

ここは、強引に、吉田松陰先生の名言をねじ込んでおきます。

■過ちがないことではなく、過ちを改めることを重んじよ。

競馬において、完璧な予想で的中したときほど、爽快なことはありません。

ふところもあったまる。

でも、長い目でみたとき、完璧な的中は、さほど意味を持ちません。

それは結局、すべてが噛み合った末の、偶然の産物だからです。

それよりも、過ちを犯したときの方が重要です。

痛恨のミスによって高配当を取り逃したときの方が学びが大きい。

たしかに、その瞬間は痛いです。くやしいです。

でも、そのとき、

なにがいけなかったのか。

今後、どうするべきか。

これらを真剣に考えれば、確実に進化し、成長します。

負けを機に、予想法や手順を改善するのです。

過ちには必ず原因があります。

その不適中を、将来の的中に少しでも結びつける努力をする…。

そうすれば、痛恨のミスは大きな果実へと変わります。

そうやって、良い種を植えておけば、いつか必ず実を結ぶものです。

ありがとうございました。

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