フィエロ
…マイルCSでは、インを突いたダノンシャーク岩田Jに
うまく乗られてしまった感。
一か八かの思い切った騎乗だった。
それに対して、このフィエロは正攻法の競馬。
残り100mで2頭のマッチレースになり、
鼻面をあわせてゴール板に飛び込んだが…
わずかにハナ差届かなかった。
ほとんど勝ちに等しい2着。
前走の香港マイルは、ジリ脚に終わった。
が、2着馬とは、そう差は無く(0.1秒差)。
近10戦で崩れたのが、不良馬場だった安田記念のみと、
堅実な走りは光る。
中間では、CWでラスト11.4秒をマークするなど、
すこぶる好調のよう。
また、馬体写真をみると、ツヤあり、ハリありで
ブロンズ像のように研ぎ澄まされている。
(休み明けに強い)藤原厩舎でもあり、
とくに死角はなし。
フルーキー
…堅実だが、いまいちスパッと切れる脚がない。
下級条件では、地力で押し切れるが、
オープンとなると、どうしても速い脚のある馬にやられてしまう。
前走にしても、手応え良く、脚も溜まって、
インも開いたが、一気に差し切るまではいかなかった。
坂のあるコースの方がベストか、という気もする。
ある程度の位置につけ、ペースが流れれば、
持ち味は生きるように思う。
ディアデラマドレ
…これまで重賞レースはすべて牝馬限定だった。
それが、牡馬混合のG2で、しかも初のマイル。
ヴィクトリアマイルに向けての試走 & 叩き台であることは明白だ。
ヴィクトリアマイルの前に、マイルの速い流れを経験させておこう
という意図だろう。
京都コース自体は悪くないし、力もあるが、
今回は様子をみたい。
ダノンシャーク
…前走の阪急杯は、ダートなみに時計のかかる馬場。
切れ味を武器とするディープ産駒の同馬には
向かない馬場だった。
もともと、阪神千四は、(切れよりも)タフさや持続力が求められるコース。
雨が降ったことで、余計に向かない馬場になってしまった。
したがって、前走の5着は気にする必要はなし。
(実際、去年の阪急杯では9着に凡走し、
その後の安田記念で9人気4着と巻き返している)
今年7歳で、ピークの問題もあるが、
前走以上の走りは期待できる。
グランデッツァ
…ノーステッキのままレコードで圧勝した都大路S。
あの内容からして、開幕週の京都はかなり合う条件。
前走はスローの流れを先行したが、
残り50mあたりでズルッと後退してしまった。
もともと気性的に当てにならない部分があって、
ハマれば強いが、ハマらなければあっさりサジを投げ出す。
淡白な馬。
ハマったときはあっさりも。
サンライズメジャー
…前走はなかなか強い内容。
淀みのないラップが続いている中、
途中で早めに動いていき、直線でも鋭く反応。
今回、人気のフィエロに先着した。
確実に力をつけているし、休み明けでも侮れない。
エキストラエンド
…京都コースは、
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