キタサンブラック
…若干、重心は高いし、硬い感じの走りだが、
能力自体は高い。
2走前は直線の反応よく、一旦は突き放して1着。
展開が味方したとは言え、リアルスティールの猛追をしのぎ切った。
前走の皐月賞は時計面からも優秀。
直線では、1着馬、2着馬にあっさり交わされたものの、
再び差し返そうとしていた。
勝負根性があり、カンタンにはバテない強みもある。
脚長の体型で距離もこなせそう。
サトノクラウン
…前走の皐月賞はまともなら3着くらいはあったか。
4角で隣のタガノエスプレッソに弾かれ、ありえないくらい外に膨れていた。
その後も外に切れ込んだドゥラメンテのアオリを食らうダブルパンチ。
スタートも出遅れと、踏んだり蹴ったりだった。
2走前の弥生賞では、後方勢が上位に占める中、唯一先行して、1着。
余力ある勝利だったし、着差以上に強い内容だった。
父はマイルG1を勝ったマルジュで、
その父ラストタイクーンは短距離~マイルで活躍した馬。
母の父ロッシーニはスプリンター。
姉はイギリスの短距離G1を制したライトニングパール。
問題があるとすれば、距離だろうか。
サトノラーゼン
…前走は京都新聞杯で1着。
直線残り200mあたりで先頭に立ち、
最後は、なんとかしのぎ切ったという感じだったが、
前崩れの流れだったことを考えれば悪くない。
これまで9戦して1度も3着内を外したことがない堅実派。
G1でも相手なりに走りそうな感じはある。
ダービーは内枠有利な傾向にあり、内枠、先行の同馬は有利な面も。
ドゥラメンテ
…除外の可能性もありながら、
あえてステップレースを使わなかった前走の皐月賞。
陣営はどこまで本気なのか? 疑問を持たざるを得ないローテだったが、
ドゥラメンテは恐るべき能力を発揮した。
4コーナーではインを回っていたが、
直線に向かう寸前で、一瞬その姿を見失う。
気づいたときには、ビックリするくらい大外にいて、
なんと8頭分も外に膨れていた。
そこから立て直し、怒涛の末脚でグングン追い込むと
抜け出していたリアルスティールを楽々と捕えた。
勝ち時計1.58.2。
これは、同日の1000万条件より1.9秒も速い。
ハイレベルだった皐月賞で
規格外のパフォーマンスをみせたのだから、
ドゥラメンテの能力はまったく底知れない。
4角で大きく膨れた前走を見ても分かる通り、
器用さがない分、中山よりは断然東京向き。
2走前は、かなり引っかかっていたが、
前走ではそんな仕草は見せなかったし、
折り合い面は大丈夫か。
前走に比べ、調教が軽くなっているのと
大幅な馬体増が気がかりではあるが、能力は間違いなく超G1級。
ポルトドートウィユ
…中団で脚を溜め、ロスの少ない競馬。
最後はトーセンバジル、アルバートドックらとともに
3頭一丸となって突っ込んできたが、突き抜けるまでには至らず。
堅実だが、少々甘さが残る印象。
リアルスティール
…デビュー2戦目にしてハイレベルだった共同通信杯を制覇。
この時点で、相当なポテンシャルを秘めていることが分かる。
2走前のスプリングSはスローペースに泣き、
前走の皐月賞は、(時計面なども含めて)
例年なら勝っていてもおかしくないほどの内容だった。
全兄ラングレーは2400mの距離で結果を残しおり、距離面でも何ら不安はない。
レーヴミストラル
…前走の青葉賞は、4角で外々を回りながら、
楽な感じで前に接近。
一気には突き抜けなかったが、フワフワした走りで
まだ全力を出し切っていない感じ。
(勝ち時計の2.26.9は、スローだったこともあり、
同日の1000万条件より1.1秒遅い)
レーヴディソール、レーヴミストラル、レーヴデトワールなど
クズの出ない一族で、pogでも話題になった馬。
まだまだ奥が深そう。
2400mの距離で2連勝しているのも心強い。
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