ルージュバック
…きさらぎ賞は、手薄なメンバー＋時計も平凡。
牡馬相手だったが、さほど強調できるものではない。
だが、２走前の内容は目を見張る。
ノーステッキのまま３３．７秒の上がりを繰り出し圧勝。
最後は気合をつけた程度だった。
後に重賞を勝つ猛者たち（ペルーフ、ミュゼエイリアン）をまったく相手にせず。
少し不恰好な走りだが、エンジンの性能はすごい。
課題は、マイルの速い流れに対応できるか。
３戦すべて（１０頭立て以下の）少頭数で、スローだった。
今回は、初のマイルで、多頭数のG１。
あまりペースが速くなると流れに乗れない可能性はある。
ただ、桜花賞は外回りコース。
『魔の桜花賞ペース』と言われた昔ほど、ペースは速くなりにくい。
ペースと枠を慎重に見極めたい。
母は米G１ ６勝馬のジンジャーパンチ。
ココロノアイ
…３走前のアルテミスSが圧巻。
出遅れて最後方⇒掛かって３番手。
かなりスタミナを消耗する進め方だったが、最後までしのぎ切った。
能力の総合力はそれなりに高い。
馬体をみた感じ、大物感はないのだが、現時点では上位。
課題はゲート。
ゲートが速くなく、５戦すべて出遅れている。
それほど切れ味がある方ではないので、極端に後ろの位置だと不利になる。
後入れの偶数枠で、
スタート後、ポジションを上げやすい外枠の方がいい。
クイーンズリング
…胴が長く、脚も長く、つなぎも長い。
前走の1400mは明らかに距離不足だったが、難なく克服した。
２走前は（不利な）中山千六の大外枠から差し切り勝ち。
この馬も能力は高い。
－２０キロ好走⇒ 中３週なので、調整が課題だが、
カイ食いよく、デキは問題なさそう。
レッツゴードンキ
…２走前の阪神ジュベナイルFは、勝ちに等しい２着。
勝ったショウナンアデラの末脚が凄すぎただけ。
チューリップ賞は途中で引っ掛かって逃げる形に。
（休み明けは、とかく折り合いを欠きやすい）
ひと叩きされ、本来の形なら、もっとやれるはず。
アルテミスSでは、レースラップが１１．２秒の部分で少し勢いが鈍っていた。
切れ味はあるが、もの凄く切れる訳ではない。
時計のかかる馬場やハイペースが理想。
アンドリエッテ
…繋ぎが長く、角度が寝ている馬。
前走の時計のかかる馬場は、決してこの馬向きではなかったはず。
にもかかわらず、直線、先に抜け出していた２頭に猛追した。
２走前のクイーンCで時計の裏付けもあり。
桜花賞と相性のいいディープインパクト産駒でもあり。
悪くないだろう。
クルミナル
…２走前、３走前でみせた瞬発力は非凡。
２走前のエルフィンSでは、出負けしてポジションを取りに行ってあの強さ。
スナップの効いた回転の速いよい走りをする。
前走はダートなみに時計のかかる馬場で、持ち味のキレが削がれた形。
加えて、道中は揉まれ込む苦しい展開だった。
手脚の軽い走りだし、良馬場なら見直せる。
キャットコイン
…カイ食いが細かったり、まだ体質がしっかりしていなかったり。
詰めてつかえず、短期放牧を挟みならが使われている。
前走のクイーンカップは時計も悪くなく、レベルも高かった。
この時の２、３着馬は期待の良血馬。
４着のアンドリエッテは、次走チューリップ賞２着。
５着のメイショウメイゲツは、次走アネモネS２着。
６着のシングウィズジョイは、２走後に５００万勝ち。
そんな高レベルのメンバーで、
「意外に楽に先頭に立ちました」
と、鞍上の柴田善Jの談。
なかなか強い内容だった。
カイ食いは良くなっているよう。
調教後の馬体重には注目したい。
＊追記：調教後の馬体重は−１０キロの４３０。
ムーンエクスプレス
…イマイチ決め手に欠ける馬だが、堅実。
これまで０．３秒以下に負けたことがない。
このような馬は相手なりに走るので、枠順や展開で
馬券圏内に入ることは十分考えられる。
穴●●●●●●●●
…切れ味はかなり。
母はG１ ３着×２回の実績馬で…
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