◎ショウナンパンドラ(10.1倍 1着)
…以前のショウナンパンドラと同じ扱いをしていると…きっと痛い目に遭うだろう。
休養前とは、馬が丸っきり変わっている。
父ディープインパクト、母がステイゴールドの一族(母母ゴールデンサッシュ)という、なかなかの良血。
それだけに常に上位人気に支持されたのもうなずける。
ただ、その人気に応えられているか? というと、ほとんどのケースで裏切っている。
3~4角まではいい感じに運ぶものの、直線で思ったより弾けない。
ジリ脚で、もうワンパンチが利かない。
そんな、もどかしい競馬を繰り返していた。
ところが、休養後のショウナンパンドラはどうだろう?
まるで別馬だ。
2走前の糸魚川特別(500万)は、2着のメイクアップ(後にセントライト記念6着)に並ぶ間もなく圧勝。
前走の紫苑Sは、負けはしたものの、ほとんど勝ちに等しい2着。
早めに抜け出した分だけ甘くなっただけで、負けて強しの内容だった。
とくに、『4コーナー~直線前半』にかけての反応はバツグンで、まさに目を見張る瞬発力。
あの時…、
”確かに”…ショウナンパンドラは3~4コーナー中間付近までは、後方にいたはずだった。
それが、馬なりのまま上がっていくと、直線では一気に先頭に躍り出た。
なんという反応の鋭さだろうか。
エスパー魔美もビックリの瞬間移動である。
春までのショウナンパンドラでは考えられないレースぶりと言っていいい。
ここまで馬が変わったのは、おそらく休養によって体質が強化されたのが主な要因だろう。
それまでは、馬体が細化し、428キロまで馬体重を減らすこともあった。
ちなみに、デビュー時の馬体重は440キロあった。
馬体を減らしながら好走を続けるというのは容易なことではない。
もどかしい競馬が続いていたのは、この体質の弱さも起因していたのだと思う。
ところが、今はどうだろう?
カイ食いが良くなり、あれだけ調教でビシバシやっても、プラス馬体重。
*調教後の馬体重446キロ(+6)
明らかに体質が強化されている。
そして何と言っても、その逞しい馬体が、今の充実ぶりを証明している。
そう、馬が変わったのだ。
それも、ただ変わったのではなく、”著しい変化”。
古い殻を脱ぎ捨てて、脱皮するかのような大きな変化によって、馬がパワーアップしたのだ。
今の状態であれば、たとえ相手がG1馬だろうが、恐れることはない。
小細工なしに堂々と渡り合うことができる。
毛布の力
小倉の馬券師Tです。
だいぶ寒くなり、最近、毛布を出しました。
毛布を出すのは結構、面倒な作業で、洗ったり干したりしなければいけません。
(この作業を怠ると、ホコリによって猛烈に鼻がムズムズします)
時間にすると、ほんの数十分の作業ですが、何となく腰が重いのです。
なので、最近まで(寒くても)我慢して、毛布は出しませんでした。
「オレはまだ毛布は出さんぞ。耐えるんだ」
と抗って、ブルブル震えながら丸まって寝ていました。
しかし、ギブアップしました。
やはり、大自然の寒さには敵いません。
いざ毛布にくるまって眠ると、
「ウワオッ、なんて暖かくて最高なんだ!毛布…万歳!」
と心から思ってしまいました。
暖かい布団で眠れる幸せを噛み締めながら、独り生きている今日この頃です。
*私の布団はダニと共存しています。
したがって、毛布にダニが乗り移るのは、時間の問題でしょう…。
ところで、
今、ある事を考えています。
2つのことです。
1つは競馬に関すること、もう1つは競馬に関係のないことです。
ただ、いつも計画を立てながら、実行できないことが多いので、実際に動き始めたら、具体的な内容を述べたいと思います。
近日中です。
ありがとうございました。