阪急杯2016予想考察 出走馬の見解

阪急杯2016の◎候補馬

*最終結論はシークレット◎会員限定で公開します。

■7戦ぶりに逃げる

ミッキーアイル

(15着→4着→7着)

…このミッキーアイルが
凡走するケースは
8割がた、次の要素が敗因だ。

それは『折り合い』

ここ3戦でも
全て引っかかっており
そのため
脚が溜まらず失速した。

↓3走前 安田記念 掛かる
hankyuhai2016-2

↓2走前 スプリンターズS 掛かる
hankyuhai2016-1

↓前走 香港スプリント 掛かる
hankyuhai2016-3………………

前走の香港スプリントは
先行して7着。

逃げたペニアフォビアが残る
流れだったが、
直線では力なく失速。

ハナを切ろうという姿勢が
見えたものの、

ペニアフォビアの方が速くて行けず。

道中は折り合いに苦労していた。

よく、折り合いは長距離で
重要と言われている。

だが、
私は『短距離』の方が
はるかに重要度は上
だと考える。

なぜなら、
全力疾走に近い状態で
リズムを崩すと
消耗が大きいからだ。

(実際、これまで
短距離で折り合いを欠いた
人気馬が馬群に沈むシーンを
何度も目撃してきた)

去年の阪急杯は先行して2着。

高松宮記念でも先行して2着。

逃げ→先行へと
脚質転換
をこころみ、
いったんは成功したかに思えた。

だが、実際のところ
脚質転換は不成功。

上記の2戦は
(折り合いがつきやすい)
湿った馬場。

良馬場では相変わらず
逃げなければ
折り合いがつかない馬のままだったのだ。

↓先行して折り合いがついたのは重馬場のみ
hankyuhai2016-6

今回、陣営は
「ハナを切って持ち味を生かしたい」
平井助手(スポニチ)
逃げ宣言。

(厳密には2走前から
ハナを切ろうとしていたようだが)

レッツゴードンキと
ミッキーアイルでは
ミッキーの方がテンの速さは上。

今回は逃げることになるだろう。

7戦ぶりに
逃げるとなれば、
当然、期待は高まる。

■穴1:古豪健在

●●●●●(b)だ。

(クリックしてランキングの説明文から阪急杯bをご確認ください)
*穴2も公開(阪急杯c)

…高齢だし、
近走の着順からは
ピークを過ぎたような印象を受けるが…

前走、脚は残っていたが
直線で前が壁になり、まったく追えず。

最後は手綱を引く大きな不利。

完全に度外視できる一戦だった。

↓前が開かず
hankyuhai2016-7………………

2走前のG1は外を回って
直線半ばまでは伸びており、
着順ほど悪い印象はない。

(この馬は
よい脚を長く使えるタイプではなく
大外を回っては厳しいタイプ

3走前は内が有利な馬場を
外から差して4着。

こうしてみると、まだまだ
終わったとは言いがたい。

阪神千四のイメージはないが、
ペースは速くなりそうだし
地力の高さで突っ込む可能性も。

■危うさ同居

レッツゴードンキ

(4着→17着→6着)

…さかのぼること約1年前。

チューリップ賞で
岩田Jがハナを切る競馬を
して以降、
逃げなければ引っかかる馬へと
変貌を遂げてしまった。

(そのおかげで桜花賞を制することになるのだが…)

今回、引っかかりやすい
休み明け。

逃げられるかどうかが鍵だが…

ミッキーアイルの逃げ宣言。

レッツゴードンキもテンの速さは
あるが、
(スプリント中心に使われてきた)
ミッキーの方が速い。

ひと呼吸おいて
ジワッとハナを切らせるか。

しかし、そうすると
ペースが厳しくる。

千四自体は合いそうだが、
ハナを切れるかビミョウな今回
多少の危うさを感じる。

■食指動かず

ミッキーラブソング

(5着→2着→3着)

…重賞での実績は
前走の京都金杯3着のみ。

その3着は
逃げたニンジャ(単オッズ69倍)が
5着に残る流れを先行。

展開利+54キロの斤量が
大きく貢献した一戦だった。

また、4着とはアタマ差でしかない。

hankyuhai2016-8

コース適性は悪くないが、
そこそこ人気しそうだし
前走の3着だけで買いとするのは…。

■絞れて一変も

オメガヴェンデッタ

(4着→3着→12着)

…芝レースで崩れたのは
前走が初めてだった。

その前走は
距離が1ハロン長いうえに
太め残りの+8キロ。

(前走の陣営コメントでは)
「間隔をあけて
2走前より毛ヅヤが良くなった」
という話だったし、
デキが下降していた訳ではないだろう。

調教では2週続けて
一杯に追われており

絞れてくれば変わり身が期待できる。