朝日杯フューチュリティステークス2015 出走馬の見解その3

↓朝日杯フューチュリティステークス2015現時点の◎候補馬

リオンディーズ

(1着)

…キャリアはデビュー戦の1戦のみ。

そのデビュー戦は
大外枠ということもあり
かなり引っ掛かり気味。

直線では、先頭を走る
ピースマインドが思いの外しぶとく
スパッと切れる感じはなかった。

だが、実際はかなり切れていた。

全体の上がりは33.9秒。

これは一見マズマズに思えるが
ラスト2ハロンのラップは
『11.1-11.0』。

この上がりタイムは秀逸。

↓道中引っかかるリオンディーズ
asahihai2015-14

↓一気に流れが速くなるが…
asahihai2015-15

↓難なく振り切る
asahihai2015-16
………………

切れという視点でみれば
かなりのハイレベルだったと言える。

(事実、しぶとく2着に
食い下がったピースマインドは
次走で6馬身差の圧勝劇を演じている)

母シーザリオ、兄エピファネイア
という良血馬がデビュー戦で
圧巻のハイパフォーマンス。

素質の高さは疑いようがない。

問題はキャリアの浅さだろう。

基本的な話として
キャリアがゼロ、ないしは、
キャリアが1戦の場合、
2戦以上の馬と比べると不利になる。

それはレースというものが
たんに経験だけでなく
調教として大きく機能するからである。

レースキャリアの少ない馬は
まだ能力の(現時点の)
上限値一杯に上がり切っていないことが多い。

もちろん、なかには
ジョワドヴィーヴルのように
2戦目でG1を制す馬もいるが。

馬体は中長距離でも
気性的には現状マイルは歓迎。

穴3
○○○○○(d)だ。

(クリックしてランキングの説明文から穴馬dをご確認ください)

…目を見開き
思わず身を乗り出した。

パドックをぼんやり
眺めていると
1頭、抜けた馬がいたからだ。

それがこの○○○○○(d)だった。

筋肉の鎧をまとったような
筋骨隆々の好馬体。

明らかに1頭モノが違う。

デビュー戦はラスト『11.4-11.3』
という瞬発力勝負の中、
ほとんど追うことなく
馬なりで抜け出してきた。

↓馬なりで快勝する○○○○○(d)
asahihai2015-17
………………

前走は大外枠の不利を
ものともせず、押し切り勝ち。

たんなる見かけ倒しではなく
レースぶりも非凡だ。

距離延長など課題はあるが
面白い1頭。

シュウジ

(1着→1着)

…胴が詰まったスプリンター体型であり
かかり気味にいく気性でもあり
ベストは短距離だろう。

3走前は同日の500万条件より
1秒遅いタイム。

2走前は500万条件より0.5秒遅いもの。

前走はスロー逃げだった。

(しかも勝ったエアスピネルとは
決定的とも言える3馬身半もの
差をつけられ、軽くあしらわれた)

実績は上位だが
時計面では強調できず。

逃げて展開向けばという
ヒモ扱いが妥当。