リオンディーズ
(1着)
…キャリアはデビュー戦の1戦のみ。
そのデビュー戦は
大外枠ということもあり
かなり引っ掛かり気味。
直線では、先頭を走る
ピースマインドが思いの外しぶとく
スパッと切れる感じはなかった。
だが、実際はかなり切れていた。
全体の上がりは33.9秒。
これは一見マズマズに思えるが
ラスト2ハロンのラップは
『11.1-11.0』。
この上がりタイムは秀逸。
↓道中引っかかるリオンディーズ
↓一気に流れが速くなるが…
↓難なく振り切る
………………
切れという視点でみれば
かなりのハイレベルだったと言える。
(事実、しぶとく2着に
食い下がったピースマインドは
次走で6馬身差の圧勝劇を演じている)
母シーザリオ、兄エピファネイア
という良血馬がデビュー戦で
圧巻のハイパフォーマンス。
素質の高さは疑いようがない。
問題はキャリアの浅さだろう。
基本的な話として
キャリアがゼロ、ないしは、
キャリアが1戦の場合、
2戦以上の馬と比べると不利になる。
それはレースというものが
たんに経験だけでなく
調教として大きく機能するからである。
レースキャリアの少ない馬は
まだ能力の(現時点の)
上限値一杯に上がり切っていないことが多い。
もちろん、なかには
ジョワドヴィーヴルのように
2戦目でG1を制す馬もいるが。
馬体は中長距離でも
気性的には現状マイルは歓迎。
(クリックしてランキングの説明文から穴馬dをご確認ください)
…目を見開き
思わず身を乗り出した。
パドックをぼんやり
眺めていると
1頭、抜けた馬がいたからだ。
それがこの○○○○○(d)だった。
筋肉の鎧をまとったような
筋骨隆々の好馬体。
明らかに1頭モノが違う。
デビュー戦はラスト『11.4-11.3』
という瞬発力勝負の中、
ほとんど追うことなく
馬なりで抜け出してきた。
↓馬なりで快勝する○○○○○(d)
………………
前走は大外枠の不利を
ものともせず、押し切り勝ち。
たんなる見かけ倒しではなく
レースぶりも非凡だ。
距離延長など課題はあるが
面白い1頭。
シュウジ
(1着→1着)
…胴が詰まったスプリンター体型であり
かかり気味にいく気性でもあり
ベストは短距離だろう。
3走前は同日の500万条件より
1秒遅いタイム。
2走前は500万条件より0.5秒遅いもの。
前走はスロー逃げだった。
(しかも勝ったエアスピネルとは
決定的とも言える3馬身半もの
差をつけられ、軽くあしらわれた)
実績は上位だが
時計面では強調できず。
逃げて展開向けばという
ヒモ扱いが妥当。