NHKマイルカップ2015 出走予定馬の見解

アルマワイオリ

…この馬の実力は確かだと思う。

4走前のデイリー杯では、道中、ありえないぐらい引っかかっていたが、

4着に踏ん張った。

私はこのレース内容をみて、次走の朝日杯で穴推奨したのだが、

インからしっかりと脚を使って2着を確保した。

調教で舌がハミを越す(ベロを出す)悪癖のある馬。

前走は、その癖を出し、直線で舌を出したまま走っていた。

舌を出しながらでは、全力で走れないし、

それで3着なら悪くない。

(例えば、ジャスタウェイの3歳時。

きさらぎ賞で舌を出したまま走って4着⇒次走アーリントン1着

と巻き返した事例がある)

2走前は休み明けだった分、最後に脚色が鈍った感じ。

問題は脚質だろう。

この馬は、油断すると、思いっきり引っかかる危険がある。

だから、(掛からないように)スタート直後は、できる限りソロっと出すことになる。

すると、どうしても、位置取りが悪くなってしまう。

展開頼みという部分があるのだ。

今の東京は比較的、差しも決まっているので、

好勝負になるのは間違いないと思うが。

レース内容 ○
地力 ○↑

↓舌を出したまま走るアルマワイオリ(前走ニュージーランドT)
nhk2015-4

グランシルク

…新馬、未勝利の時点では

「まだ成長段階」

と、陣営はコメントしていた。

それが、ここにきて、急成長しているよう。

一番の注目は2走前。

終始、楽な手応えで、まさに完勝という内容。

勝ちタイムは、同日の古馬オープンと0.6秒しか変わらなかった。

前走は、ゲートを立ち上がったときにスタートを切られたので

これはアクシデントのようなもの。

3馬身近く出遅れたが、最後は猛追している。

4角で大外を回るロス、出遅れのロス等を考えると、

かなり強い競馬だったと思う。

母は米1勝馬で、種牡馬ブレイクランアウトの姉。

ノーザンファームの傘下に入り、息を吹き返したシルクの3歳筆頭格だ。

重量感のある安定した走りで、とくに死角は見当たらない。

馬券圏内濃厚とみる。

レース内容 ○↑
地力 ◎

↓前走はスタートで大きく出遅れ
nhk2015-1

↓直線は大外、最後方
nhk2015-2

アヴニールマルシェ

…馬体は素晴らしい。

肌ツヤがよく斑点が浮き出ていて張りもある。

休養前の写真と比べてみると、明らかに今回の方がいい。

リフレッシュ休養の効果は窺える。

前走は見た感じパッとしなかったが、

ハイレベルのメンバーで5着なので、悪くはない。

スパッと切れる脚はないが、長くいい脚を使うので東京向き。

少し上がりのかかる流れになれば。

レース内容 ▲
地力 ○↑

↓パワー型の走り(共同通信杯 4着)
nhk2015-5

クラリティスカイ

…前走の皐月賞は、勝ち時計の1.58.2からしても

例年以上にレベルは高かったと言える。

そんなメンバーの中、果敢に逃げて5着。

直線ジリジリ後退したが、バタッとは止まらなかった。

それなりに評価できるレース内容だったと思う。

当コースで行われた いちょうSでも快勝しているように

東京コースに替わるのはプラス。

クロフネ産駒の牡馬に大物はいないのは気がかりだが、

前に行ける馬だけに、粘り込みには注意したい。

レース内容 ○
地力 ○

↓粘り込みを図るクラリティスカイ(皐月賞 5着)
nhk2015-6

アルビアーノ

…目下3連勝中だが、

その全てが緩いスローペースだった。

前走にしても、1番枠からスンナリ先行できたワケで、

恵まれた部分はあったのは確か。

ただ、だからと言って軽視もできない。

前走は直線の反応よく、一旦は3馬身ほど突き放していた。

今回も同様にスローなら、同じように突き放し、

セーフティリードを保つかもしれないの。

レース内容 ○↑
地力 △

↓前走、フラワーカップ 4コーナー
nhk2015-7

↓直線で突き放すアルビアーノ
nhk2015-8

ヤマカツエース

…前走は4角手応えよく、反応も上々で、レース内容としては悪くない。

ただ、ニュージーランドTは、NHKマイルと結びつかないことで有名なレース。

過去10年、ニュージーランドTの勝ち馬が(NHKマイルで)3着内に入ったのは、

カレンブラックヒルの1頭しかいない。

中山の千六と東京の千六とでは、レースの質が全く違う。

まして、今年のニュージーランドTは時計のかかる稍重の馬場。

余計に、NHKマイルとの結びつきは弱くなるように思う。

レース内容 ○↑
地力 △

ヤングマンパワー

…アーリントンカップの勝ち馬だが、

このときは時計のかかる馬場+スローの横一線の決着。

同馬は、わりと前にいたし、頭の高い走法で、馬場も向いた感。

前走は逆に前崩れの流れだったので、悪くはないが。

レース内容 ▲
地力 △

ダノンメジャー

…迫力のあるダイナミックなフォームで、素質はありそうな馬。

2走前は異常歩様で度外視が可能。

前走は、直線に入るまでは良い感じだったが、粘れなかった。

スローだったことを考えると物足りないのだが…

ただ、前走は、調教で動きすぎていた。

栗東Eコースで6ハロン、70.2秒=1.10.2。

これは、ダートの実戦並みの時計(*栗東Eはダートコース)。

1週前にこれだけの調教を課すのは、

さすがに負荷が大きすぎたかも知れない。

調教をつけたバルジュが指示を聞き間違えたとか。

まあ、これだけ動けるのは、能力があるからこそ。

穴で一発あるかもしれない。

レース内容 ▲
地力 ○

フミノムーン

…ここ3戦は、時計のかかる馬場での好走。

ただ、父は切れる産駒の多いアドマイヤムーンなので、

本来は良馬場向きの可能性がある。

走りをみてもパワー型という感じはしない。

もし、本来は切れるタイプなのであれば、

両馬場で、前走をはるかに上回るパフォーマンスを見せてくるかもしれない。

レース内容 ○↑
地力 ○

↓前走は快勝
nhk2015-9


穴 メルマガ限定

…単オッズ40倍近い檄穴になりそうだが、この馬の軽視は禁物。

なぜなら、

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