■底見せず
(クリックしてランキングの
説明文から『NHKマイルb』をご確認ください)
…マイラー体型で
前走は距離が1ハロン長い。
おまけに
勝った馬はG1級の超切れる馬(S.O)。
相手も悪く、前走は仕方のない敗戦だった。
これまで5戦して
崩れたのは2走前の5着のみ。
その5着にしてもタイム差はナシで、
休み明けで引っかかった&
早仕掛けの分の負けだった。
成長力のあるハーツクライ産駒。
もう一段の前進があっていい馬だろう。
*最終結論はシークレット◎会員限定で公開します。
■3つの敗因
メジャーエンブレム
(父ダイワメジャー 母父オペラハウス)
…単勝1.5倍の断然人気を裏切り
4着に凡走した桜花賞。
あの体たらくは一体、何だったのか?
敗因は3つある。
●敗因1;初めて本格的に揉まれ込んだ
デビュー戦 … 外枠
500万条件 … 少頭数(9頭立て)
アルテミスS … 大外枠
阪神ジュベナイル … 早め先頭
クイーンC … 逃げ
ご覧のように
これまでは
外枠や少頭数など
揉まれにくい条件が揃っていた。
(唯一、阪神ジュベナイルは
若干、馬群に囲まれたが)
それが、本番の桜花賞で
初めて本格的に揉まれる形。
「トライアルでやるような競馬を
本番でしてしまった」(デイリースポーツ)
と調教師は無念さを滲ませたが、
まさにその通りだった。
直線では外の馬に
押し込められ窮屈になるシーンもあり。
よりプレッシャーのキツい
競馬となってしまった。
●敗因2;逃げ→差し
(上記の、揉まれ込んだ話に
関連するのだが)
前走は(2走前)逃げ→逃げ以外の形。
これは回収率が大幅に下がる条件だ。
とくに、前走逃げた馬が
差しに回った場合、大幅な
回収率の低下は避けられない。
参考:
前走 逃げ→今走 差し
単 31% 複 44% 総数 1884
*近5年
*単オッズ20倍以下
●敗因3;苦手な瞬発戦
このメジャーエンブレムの父は
パワー型のダイワメジャー。
母系は重厚なヨーロッパ血統
(母父がサドラーズウェルズ系の
オペラハウス、
母母父が凱旋門賞馬のレインボウクエスト)。
明らかに切れがない血統だ。
それが、前走の桜花賞は
『上がり34.3秒の瞬発戦』。
(しかも、
より瞬発力が必要とされる
差しに回る形だった)
持久力を武器とする
メジャーエンブレムには苦手な
流れだったのは間違いない。
以上3つが桜花賞の敗因である。
桜花賞は敗れるべくして敗れた1戦。
まったく度外視することができるし、
あれだけ不利なシチュエーションで4着は
むしろ能力の証と言えるだろう。
本番での巻き返しは
かなり濃厚と考える。