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小倉の馬券師Tのシークレット◎
(準レギュラー)
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弥生賞2015予想 結果◎タガノエスプレッソ 51.8倍3着
■大穴狙いの封印を解く日
馬券師ルール。
私の中には、いくつかの『取り決め』がある。
その中に次のようなものがある。
『◎を打つ馬は、単オッズ20倍以下』
これは、的中率を維持するために、私が設けた独自のルールだ。
20倍を超えるような馬は、長い目でみると的中率は低い。
どうしても安定感がなくなる。
だから、極力、このオッズ範囲内で◎を打ってきた。
だが、
今回、その厳格なルール、鉄の掟を破るときがきた。
それほどまでに食指が動いた馬とは
◎タガノエスプレッソ
…まず注目して欲しいのが、2走前のデイリー杯2歳Sだ。
このレース。
一見すると、ただのスロー先行。
恵まれた勝利に思える。
しかし、レースVTRをよくよく観察してみると…
決して、マグレの勝利ではないことが分かる。
位置取りは3-3。
たしかに、先行している。
先行しているが…
実は、スタート直後は先行していない。
ケツから2番目、ブービーを走っていた。
それが、引っかかって3番手になってしまった。
騎手が抑えようとしたが、御せなかったのだ。
このようなリズムを崩した場合、大敗を喫してもおかしくない。
すんなり先行した馬と、引っ掛かって先行した馬。
この2頭では、(スタミナの消耗度に)天と地ほどの開きがある。
後者は、お釣りが残っていないことがほとんどだ。
ところが、最後の直線。
猛追してくるアッシュゴールドを最後まで抜かせず。
来れば来るほど伸びた。
とんでもない勝負根性だ。
このレースの価値は時計だけでは計れない。
前走の朝日杯はどうだろう?
「これなら、好勝負まちがいなし」
という感じで、勝負どころでスッと上がっていけたが…。
突如として、手応えが怪しくなった。
どうやら、3角でぶつけらる不利があったようなのだ。
そこでリズムを崩したらしい。
それでも、0.5秒差の6着。
最後は立て直して伸びた。
一連のレース内容は、とても大穴で放置しておくような馬のものではない。
私が、馬券師ルールを破ってまで、◎を打った…。
その明確な理由がお分かり頂けたと思う。
叩きつけるパワー型の走法で、急坂の中山も歓迎。
唯一、(マイラー体系なので)距離は不安だが…
今回は、少頭数。
スタミナを要する流れになるとも思えず。
しかも、小回りコース。
ギリギリこなせるとみた。
鞍上は、去年、64勝をあげた菱田J。
しかし、重賞勝ちは、いまだゼロ。
今、(菱田Jが)ノドから手が出るほど欲しいのが重賞勝ちの勲章だろう。
ここらで一発決めてもおかしくない。