『万馬券の教科書ー新時代のサバイバル予想術』

 
 
TAROさんの新刊『万馬券の教科書』を読みました。

 

 
(差し障りのない程度に)内容をシェア&感想を書きたいと思います。

 
率直な感想としては、
サクサク読めてタメになる本、という印象です。

具体的な穴馬の選定法が
書いてある訳ではないのですが、
万馬券を獲るためのヒントが各所に散りばめられています。

 
(当たり前の話ですが)
万馬券を獲る為には、
『万馬券を獲れる買い方』をしなければなりません。

◎が人気馬なら、2列目の○▲☆には
穴馬を組み込む必要があり、
◎が穴ならば、2列目以降は自由に買える
といった具合です。

 
 
■買い方

(基本となる)『TARO式フォーマット』が以下です。

【3連複フォーメーション】
◎ー○▲☆ー○▲☆△△△△△ 18点

【3連単◎2、3着固定】
○▲ー◎⇔○▲☆△△△△△ 28点

*荒れそうな場合は、別の買い方があります。

 
■邪道を突き進む

«王道の予想は皆がやっている。
皆が向いている方向には、
確実性の高い小さな成功があるかもしれないが、
魂の震えるような、一攫千金を望めるような大きな成功は待っていない»

 
たしかに、そうなんですよね。

単勝1倍台の馬に◎を打てば、
無論、勝つ確率は高いです。

断然人気の◎から流せば、
大抵は、的中するでしょうし、
運よくヒモで穴をひっかけることができれば
それなりの高配当を手にできるケースもあります。

 
でも、それって皆がやっていることです。

大多数と同じやり方をしている限り、
大多数と同じ結果しか得られません。

そして、大多数は負けている訳です。

単勝1倍台の馬に、少しでも死角があるのなら、
その馬を脅かす可能性のある
別の馬から攻めるべきだと思います。

(無理な穴狙いに走るのも問題ですが)

 
■騎手の特徴を把握して万馬券を獲る

面白かったのが、騎手の特徴についてです。

例えば、丸田騎手はほとんど先行せず、
『ジックリ脚を溜めるタイプ』
とか。

逆に石橋脩騎手や、丸山元気騎手は『強気の先行策』とか。

こういった騎手の特徴を頭に入れておけば、
予想の幅は広がりますよね。

たとえば、
先行しなければ持ち味が出ない馬に、
消極的な騎手が乗れば割引きです。

騎手の特徴と合致するタイプの馬を買い、
逆に合致しないタイプの馬は敬遠する。
この考えは大事です。

TAROさんが執筆した別の書籍
『回収率を上げる競馬脳の作り方』でも、
騎手の特徴について触れられていました。

蛯名や四位は、外しか回さないと記してありましたが、
確かにその通りで、
この考えは今でも役に立っています。

*回収率を上げる競馬脳の作り方 の感想
https://kokurabakenshi.com/horse-racing-column/回収率を上げる競馬脳の作り方(taroさん著)感想/

 
■総括

マインドセット的な内容が多い本ですが、
結局、何年経っても残るのって
マインドセット的な内容なんですよね。

仮に、「こうすれば勝てる」
というような具体的な方法があったとしても、
それを発表した時点で、
それは勝てない方法に早変わります。

結局は、自分で勝つ方法を見つけ出すしかありません。

いろんな馬券本からヒントを得て
最終的には自分なりの
必勝法を確立する。

『万馬券の教科書』は
そのヒントを得ることができる良書だと思います。

 
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