美浦坂路に起きた異変

どうも、小倉の馬券師Tです。

調教の馬場に、”ある異変”が起きています。

美浦坂路の馬場レベルが、異常なほど重くなっているのです。

(以前に比べて)3秒以上、時計がかかるようになっています。

私は、調教時計の平均値を、つぶさにメモってきました。

*馬場差を計るためです。

なので、分かるのですが、

異変が起きたのは、去年の4月2日からです。

2014年の4月2日から、1秒ほど重くなりました。

そして、翌週の4月9日から、さらに1秒かかるように。

その後も、どんどん時計がかかるようになって、今に至ります。

例えば、昔の美浦坂路ランキング、ベスト20…

その平均値は、50.7秒でした。

それが、今は54.1秒です。

3秒以上も時計がかかるようになっています。

なぜ、ここまで時計がかかるようになったのか?

これは、人為的にそうしているらしいのです。

チップを細かくしたり、大量の水を撒いたり。

ハロー掛けの方法を変えたり。

負荷をかけるために、様々な施策をほどこしているとか。

この異常に重くなった美浦坂路の馬場。

私の率直な意見としては…

今すぐ止めるべき

と考えています。

調教時計がまったく参考になりません。

55秒台で速いって言われても。。

全然、当てになりません。

終い13秒台で優秀?

ホントかよって感じです。

調教ランキング上位の面々をみても、

「本当に好調なの?」

というような馬が、数多く名を連ねています。

(以前は、成績のよい好調馬がランキング上位を占めていた)

これが、効果がテキメンなら、私も口を出しません。

ですが、その効果自体も疑わしいのです。

『関東』の厩舎が、関西に遠征したときの成績を調べてみました。

すると…

3着内率 30.1%

となっていました。

*馬場が重くなって以降、単オッズ20倍以下

こんどは、逆に『関西』の厩舎が、関東へ遠征したときに成績は

3着内率 37.2%

となっていました。

関西馬の方が、遠征成績がよくなっています。

関東<関西

関東馬は、(関西馬に)大きく水をあけられる結果に。

負荷の大きい、美浦坂路を使っているはずなのに…。

これは、昔との比較でもそうです。

昔の(関西遠征時の)3着内率は32.4%。

それが今は、30.1%です。

つまり、効果がないどころが、マイナスに作用してしまっているのです。

『過ぎたるは及ばざるが如し』

と言いますが、ハッキリ言って、やり過ぎなのです。

馬場を重くし過ぎなのです。

走りにく過ぎて、きちんと調教が積めていない可能性が大なのです。

しかも、週によって時計のかかり具合に、かなりバラツキがある。

これでは、調整もしにくい。

「何秒ぐらいで」という指示が出しにくいはずです。

競馬ファンの側からしても、大きなマイナスです。

「好時計をマーク!」とか

「終い11秒台!」とか

そういう楽しみが、関東だけ無くなってしまった。

調教の面白さが半減した感じです。

関係者、競馬ファン双方に、マイナスでしかない美浦坂路の馬場。

私は、早急に元に戻すべきだと考えています。

馬場を重くするにしても、せいぜい1秒とか、1.5秒とか。

ほどほどにすべきではないでしょうか。

『西高東低』は調教コースのせい?

はたして本当にそうでしょうか?

私は違うと思います。

関東でも、実績を残している厩舎はある訳ですから。

以前、美浦坂路を200m延長する工事が行われました。

「関東の厩舎が弱いのは、(美浦坂路の)距離が短いせいだ!」

という声があったからです。

けれども、蓋を開けてみると…

たいして以前と変わらない。

それで、今度は、

「負荷が足りない、馬場を重くしろ」

とか言ってる。

何か、おかしな方向へ進んでいる気がします。

そうじゃないだろ、と。

もっと根本的な部分というか、調整方法自体に問題があるのでは?

踏み込んで言うと、馬なり調教が多すぎるのでは?

藤澤調教師や、角井調教師のアレは、他の部分で時間をかけているわけで。。

調教コースのせいにしていたら、いつまで経っても西高東低のままな気がします。

とにかく、早く以前のような美浦坂路に戻って欲しい。

そう切に願っています。

ありがとうございました。

小倉の馬券師Tの公式メルマガ
(稀に極秘データ 公開)